洋食店のお店を立ち上げるには?立ち上げの流れやユニフォーム問題を解説
これから洋食店の立ち上げを検討している方もいると思います。
そんな方に向けて、この記事では、洋食店の立ち上げの際に必要な手続きや、開業の際のユニフォーム問題について解説していきます。
洋食店の立ち上げの際に必要な手続きとは?
洋食店などの飲食店を開業する際には様々な手続きが必要です。
まずは保健所からの営業許可が必要となり、開業後は税務署への届出が必要となります。
保健所の飲食店営業許可を取る
保健所からの飲食店営業許可を取るためには2つの条件をクリアしないといけません。
都道府県ごとの条例が定めている施設基準にクリアした施設
飲食店の営業許可を取るためには都道府県ごとに定められている施設基準をクリアしていないといけません。
ただ、都道府県ごとによって異なるとはいっても 各都道府県で大幅に異なるということはないです。
ただ、開業予定の都道府県の要件を事前に確認しておいた方がいいでしょう。
基本的に二槽式のシンクや、清掃がしやすいタイル素材の床材などは必須となっています。
食品衛生責任者の資格を取得する
食品衛生責任者の資格を取るには、食品衛生協会が主催している講義を受け、その後試験に合格する必要があります。
しかし、試験とはいっても事前の勉強が必要な難易度ではなく、講義をきちんと聞いていれば誰でも合格できるような難易度です。
税務署に3つの書類を提出する
飲食店の立ち上げには、保健所から営業許可を取ると同時に税務署に3つの書類を提出する必要があります。
個人事業主の開業届書
この書類は個人事業主として公的に認められるためのものです。
開業してから1ヶ月以内に提出する必要があります。
所得税の青色申告書
個人で開業する場合も、法人で開業する場合も、「青色申告承認申請書」の提出が必要になります。
開業してから3ヶ月以内、または開業してからその年の年末までの第一期終了までの届出が必要です。
給与支払い事務所等の開設届出書
従業員を雇用する場合には「給与支払事務所等の開設届出書 」を提出する必要があります。
雇用してから1ヶ月以内に届出をする必要があります。
洋食店の立ち上げの際に必要な設備や備品
洋食店などの飲食店の立ち上げの際には、調理台や冷蔵庫といった大型の設備はもちろん、フライパンや鍋などの調理器具や、食器やコップなどの小型の備品もたくさん必要です。
その中でも、今回の記事では飲食店用のユニフォームに的を絞って解説していきます。
洋食店のユニフォームの導入は購入?リース?
洋食店を含む飲食店を開業する際は飲食店用のユニフォームの導入が必要になります。
ユニフォームの導入は、ユニフォームを購入する場合とユニフォームをリースする場合があります。
購入するか場合にもリースする場合にも、どちらの場合においてもメリット・デメリットがありますので、それぞれの特徴を踏まえた上でユニフォームの導入方法を決めましょう。
リースの場合は?
飲食店用のユニフォームをリースする場合の最大の利点は初期費用を抑えられることにあります。
ユニフォームをリースする場合は、月々に比較的少額のリース料を支払えば利用できるので購入する場合よりも初期費用は安く済みます。
また、ユニフォームのリース会社は定期的なクリーニング費用を含めてのリース料に設定している場合が多いため、購入する場合と比べるとクリーニング費用も浮くことになります。
購入の場合は?
飲食店用のユニフォームを購入することのメリットは好きなデザインのユニフォームを選べることにあります。
ユニフォームをリースする場合だと、どうしても選べるユニフォームのデザインには限りがあります。
しかし、ユニフォームを購入する場合だと、市販のユニフォームの中から好きなデザインのものを選べるので、そこがユニフォームを購入する最大のメリットだと言えます。
リースと購入、どっちがお得?
では、ユニフォームをリースする場合と購入する場合ではどちらがお得でしょうか?
基本的にはユニフォームをリースする期間が短ければ短いほどユニフォームをリースする場合の方がお得だと言えます。
一つ例を挙げます。
1着3000円のユニフォームを購入する場合と、ユニフォームを月々1着500円でリースする場合です。
ユニフォームをリースする場合だと500円×6ケ月=3000円なので、6ケ月間以上のリースだとリースよりも購入の方が支払い総額が低く済むためお得になります。
洋食店のユニフォームの購入には通販がおすすめ
飲食店用のユニフォームを購入する場合、飲食店用のユニフォームの専門店で買うことになります。
一般の衣料品店には飲食店用のユニフォームは売ってないからです。
しかし、飲食店用のユニフォームの専門店はたくさんあるわけではなく、また小規模で営業している店舗が多いです。
そのため、街中にある飲食店用のユニフォームの専門店では品揃えが乏しい場合が多いです。
それに対して通販型で飲食店用のユニフォームを販売している店舗では品揃えが豊富である場合が多いです。
また、送料が無料になることもあるので、通販型のデメリットは解消されています。
まとめ
今回の記事では洋食店の立ち上げの際に必要な手続きと、ユニフォームの導入について解説させていただきました。
記事を最後までご覧いただきありがとうございました。